意味のない言葉、単語の羅列、ストーリーを聞いたときに聞いたときに脳の働きはどうか調べたのがハッソン准教授です。
結論から言うと、スローリーを聞いたときの脳の働きが一番良くてほぼすべのの機能が使われているようです。
・目次
「脳と脳のカップリング」
意味のわからない音声を聞くと、聴覚野が動き出し、
意味のわかる単語の羅列を聞くと、感覚性言語野が動き出し、
更に意味のある文章を聞くとすべての言語野が動き出すことがわかった。
ハッソン准教授によると、ストーリーを聞くと、聴覚野、言語屋だけではなく、
脳の深部(前頭葉や頭頂葉)へと反応が広がっていくのだという。
また、その反応は話しての脳の反応とほぼ同じなのだそうだ。
脳の同期
スローリーを話すと話しての考えだけではなく感情まで聞き手に
「同期」させることができるのである。
まさに、売り手と買い手が同じ考えになるのです。
人間の脳に訴えかけることができるのが
ストーリーの力なのである。
データーや数字よりも人を動かす
ペンシルバニア大学のデボラ・スモール教授らは、動向の大学生159名を対象に
実験をした。
①統計を示したあと寄付をお願いする。
マラウィでは食糧不足のために300万人の子供たちに影響が出ています。
ザンビアでは降雨不足で2000年にくらべてとうもろこしの生産量が42%も低下したため、300万人が飢餓に苦しんでいます。
アンゴラでは人口の3分の1にあたる400万人が家を捨てて非難しています。
エチオピアでは1100万人を超える人々が食料を必要としています。
②ストーリーを示したあと、寄付をお願いする。
ここで寄付していただいたお金は、アフリカのマリ共和国に住む7歳の女の子、ロキアちゃんのために使われます。
ロキアちゃんの家は貧しく深刻な気がに苦しんでいます。
あなたが寄付をしてくださったら、ロキアちゃんの生活環境は必ず改善されます。
③統計+ストーリーの両方を示したあとに、寄付をお願いする。
この調査の結果、それぞれの寄付額の平均値の結果は?
①1.14ドル
②2.38ドル
③1.43ドル
ストーリーを示したあとが一番寄付されていますね\(^o^)/
意外なのは、統計+ストーリーよりも、ストーリーだけの方が結果が良かったことです。この結果には考えさせられます。
詳しく知りたい人は【スタンフォードでいちばん人気の授業】を
読んでみるのをおすすめします。