熱中できるものはありますか?
熱中している状態をフロー状態と言います。
「フロー」とは、アメリカの心理学者ミハイ・チクセントミハイ博士によって研究された概念です。
フローとは、なにかに没頭している状態でゾーンと忘我状態とも呼ばれます。
その場を自分が支配しているような統制感があり、集中度が高く時間があっという間に過ぎる感覚があるといわれています。
フロー状態をふやすことで、人生を有意義なものにするとチクセントミハイ博士は述べています。
子供の頃に親に声をかけられても時間を忘れて熱中下遊びや冒険はまさにフロー状態を体験したと言えます。
研究ではテレビを見ることに比べると、趣味は2.5倍スポーツやベームは3倍フロー体験を得やすいということがわかっています。
また、10年以上統合失調症で入院していた女性が、自分の手の爪をていれしていたときに、とてもポジティブな気分を体験したという興味深い報告もあります。
「楽しみ」というと、趣味や余暇の過ごし方をイメージしますが、フロー状態とは、日常的な家事や人との関わり、仕事に関することでも経験することが可能です。
フローは取り組むことで目的や価値を感じて、決して義務感や惰性で行うことではなく、どう進めば良いか理解できて居るときに起こりやすいと言われています。
フロー状態を一番いい状態にもっていくのは、自分のスキルにあった難易度にするのが良いです。
簡単すぎても、退屈をしてしまい飽きてしまいます。
難しすぎると、挫折ややる気を失います。
なので、それらの真ん中あたりを狙っていくのが一番良いと思います。
つまり、難しすぎず、簡単すぎない課題のことです。
日々の生活の中に、ほんの少しでいいから没頭できるものを作りましょう。
そうすれば、今までよりも人生が豊かになること決定です。