【雰囲気の悪い会社が業績の悪い理由】
結論から言うと、
雰囲気が悪い→ストレスが多い→体内にアドレナリンとコルチゾールが分泌される
そうなると、記憶力、企画力、創造性といった能力が低下して、
新しいことに挑戦する意欲をもった人がいなくなるからです。
これを説明すると、
上司の機嫌が悪かったりすると、それは周りに伝染します。
人間の脳には「ミラーニューロン」という細胞があります。
これは、他人の経験や感情をシミュレーションするための細胞と言われています。
なので、無意識のうちに上司のイライラに感染してしまい、自分自身も周りに雰囲気の悪さを感染させていますのです。
雰囲気の悪い職場にいるのは本当にストレスが貯まります。
こうなると、負のスパイラル、悪循環におちいって行きます。
ずーと、体内にアドレナリンとコルチゾールが分泌されている状態になります。
ずーと、記憶力、企画力、創造性の能力が低くなった状態です。
その状態がミラーニューロンで感染していくのです。
こういった中で上司に「目標必達」といわれてどうなるでしょうか?
記憶力、企画力、創造性をどんどん下げられてきているのです。
目標なんか達成することなんてできるはずありません。
なので、数字の改ざんをするのです。
数字の改ざんをした人が悪いのではなく、雰囲気を悪くした上司が悪いのです。
改ざんしなければならなくした人が悪いのです。
こんな会社は、やがて、恐怖とイライラが会社全体に広がり破綻するのです。
私が、業績不振の会社を訪問するとビクビクしている社員や横柄な管理職が多いことに気づきます。
これは、私の考えだけでなく多くの本にも書かれています。
なので、雰囲気を良くするようにすることが業績を良くする近道ですね。